深い海を思わせる濃密なブルーと、ダイナミックに配置された大ぶりのモチーフ。王室御用達の格式高いイメージを持つデンマークの老舗、ロイヤルコペンハーゲンが1950年代後半から展開していたヴィンテージライン「Tenera(テネラ)」のマグカップです。
このシリーズの最大の魅力は、ブランドの代名詞である透き通るような白磁ではなく、「ファイアンス焼き」と呼ばれる製法を採用している点にあります。低温でじっくりと焼き上げられた素地は、土の温かみとぽってりとした厚みを持ち合わせています。
表面に描かれた幾何学的な図案には、絵付けをした職人の筆の運びや色の滲みがそのまま残されており、工業製品でありながら一つとして完全に同じ表情のものが存在しません。
指がすっと収まる四角いフォルムのハンドルは、握った際に重さを感じにくく、しっかりと手にフィットする極めて実用的な設計です。朝一番の水分補給や、作業机に向かっている間の給水など、毎日の当たり前の動作の中で無意識に手が伸びる確かな使い勝手を備えています。美しい美術品として棚に飾っておくのではなく、日々の生活の道具として使用しながら楽しむ。そんな等身大の付き合い方が似合う、頼もしいヴィンテージプロダクトです。
"ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen)"
1775年、デンマーク皇太后ジュリアン・マリーの庇護のもと、王立磁器製陶所として設立された由緒正しきブランドです。 すべての製品の裏面に印されている「3本の波線」は、デンマークを囲む3つの主要な海峡を意味しています。創業当初から受け継がれる、青と白の繊細な手描き模様「ブルーフルーテッド」などで世界的な評価を確立する一方で、20世紀半ばにはアートディレクターにニルス・トーソンを迎え、才能豊かな若手アーティストたちを起用したモダンな「テネラ」や「バッカ」といった革新的なシリーズを次々と発表しました。
何世紀にもわたって培われた精緻な伝統技法と、時代ごとにアップデートされる前衛的なデザインを見事に両立させ、現在も北欧を代表する名窯として世界中の人々から厚い信頼を集めています。
D e t a i l
[ size ] W : 85 / D : 68/ H : 65 (mm/約)
[ material ] 陶器
[ color ] 青
[ condition ] 使用にともなう、小傷 高台に着色などが見受けられます
[ 配送方法 ] ゆうパック60サイズでの配送を予定しております。
[ 店舗で受け取る ] 烏山店店頭でお受け取りいただけます。送料は無料となります。