光沢を放つクロームメッキのパイプフレームに、渋みのあるオリーブグリーンのシート。ミッドセンチュリー期のアメリカにおいて、あらゆる実務の現場で徹底的に使い倒されてきた「COSCO(コスコ)」社のステップスツール。
最大の特長は、座面の下に格納されたラバー付きのステップ(踏み台)を手前に引き出すことで、椅子から脚立へと瞬時に切り替わる独自のギミックにあります。 デザインのためのデザインではなく、限られた空間での作業動線を物理的に短縮するために生み出された、極めて合理的な機能美がこの一台に凝縮されています。 このスツールが真価を発揮するのは、身体を動かすタフな労働環境です。
例えば、天井付近まで在庫が積まれたアパレル店舗のバックヤード。高い棚から重い段ボールを下ろすための頑丈な踏み台として活躍し、作業が一段落すればステップを戻し、そのまま腰を下ろしてタグ付けや検品を行うための椅子へと変化します。 あるいは、工具や塗料が所狭しと並ぶガレージや、資材が入り乱れる内装工事の準備スペース。高い位置の作業を安全にこなしつつ、汚れを気にせずガシガシと使える金属フレームの堅牢さが、職人たちの動線をシームレスに繋ぎます。
ひとつの道具が「登る」と「座る」という二つの役割を完璧にこなすことで、現場のスペース効率と作業精度を同時に引き上げてくれます。 半世紀以上の年月を経たヴィンテージ品のため、脚部やフレームには特有のサビ、シートには経年変化が見受けられます。
しかし、それらは過酷な実用を耐え抜いてきた「働く道具」としての確かな証明です。現行のプラスチック製脚立には決して出せない重厚な金属の質量と、アメリカのリアルな空気感をワークスペースへダイレクトに持ち込むことができる、唯一無二のギアとしてご活用ください。
"COSCO(コスコ)"
1935年にアメリカのインディアナ州コロンバスで設立された、実用的な家庭用・業務用スチール製品を代表する老舗メーカーです(設立当初の社名である「Columbus Specialty Company」の頭文字から命名されました)。第二次世界大戦後、頑丈なスチールパイプを用いたステップスツールやユーティリティカート、ハイチェアなどを次々と発表して大ヒットを記録し、ミッドセンチュリー期のアメリカにおける実用的な日用品としての確固たる地位を築き上げました。「機能的で堅牢であること」を最優先とした無駄のない構造と、時代を反映したカラーリングを両立させる質実剛健なモノづくりは、半世紀以上が経過した現在でもヴィンテージ市場で高く評価され続けています。
D e t a i l
[ size ] W : 400 / D : 440 / H : 830 / SH:600 (mm/約)
[ material ] 金属
[ color ] 緑
[ condition ] 長年の使用にともなう経年変化や小傷 錆などが見受けられます
[ 配送方法 ] アート家財おまかせ便Bランク、もしくは自社配送Bランクでの配送を予定しております。
[ 店舗で受け取る ] 烏山店店頭でお受け取りいただけます。送料は無料となります。